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しかし、たとえ遠回りであっても、追い風に乗って一気に加速できれば、結果的にはそれがいちばん短時間で到着するコースになるのです。 人生のフライトプランも同じです。
回り道に見えるような時期を過ごしていたとしても、それは後々のあなたの人生において必要な回り道である可能性が高いのです。 だから、「中期のふりかえり」をしているときに回り道に気がついたとしても、「しばらく様子を見てみよう」と風の流れに乗ってみてもよいでしょう。
一方、回り道が不本意なものであれば、軌道修正をして正しいコースに戻りはじめればよいのです。 何年かに一度、航路をチェックしよう仕事の内容や性質にもよりますが、フライトプランの軌道修正は年単位で行いたいものです。
当初、考えていたフライトプランと照らし合わせて、「今はどこを飛んでいるのか?」「目的地に向かっているのか?」を検証しましょう。 航路がズレていると感じたら、修正する道もあるし、ズレを自覚しながらもしばらくはそのまま静観してみるという判断もあります。
いちばん避けるべきなのは、「気がついたら、まったく違う航路を飛んでいて、おいそれとは修正できないところまで来てしまった」ということ、こういった事態にさえならなければ、そのときどきの時代の流れ、自分をとりまく状況をふまえながら、臨機応変に微調整していけばよいのです。 今の若い人は、「すぐに結果を出したい」と望む傾向が強いように感じます。

時代の風雲児ともてはやされる起業家や、ゴージャスなライフスタイルが注目される若手社長などをメディアで見ている影響もあるのでしょうが、そんな人たちはごく一部の存在だから、メディアで注目されるのです。 人生、ときに博打的なチャレンジをすることも大切でしょうし、ビッグチャンスをものにした人たちは一瞬の判断力に優れているのだと思います。
けれど、多くの人はそんな山師的な才能には恵まれていませんし、博打を打つ度胸もありません。 いちばん確実なのは、ゴツゴツと着実に実績を積んで結果を出してゆくスタイルのはずです。
あなたのフライトプランもそんなに急ぐ旅路でなくてもよいのです。 地球を回って旅し、隣国を最終目的地に設定する、そんなプランに途中から変更してもよいでしょう。
大切なことは、自分の意思とは関係のない方向に流されていかないように、操縦梓を自分でコントロールし続けることです。 地域や業種、企業規模などによって、かなりの濃淡はあるものの、全体としてみた場合、いま、日本経済は「失われた十余年」を完全に乗り越えたといえそうです。

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